短期的見通し速報blog
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YS総合研究所では、論理的かつ統計的に一定の根拠がある投資方法の開発を目指しています。長期(1-2年)、中期(3ヶ月)、短期(1ヶ月)に分けて、グローバルな投資資金の視点で、数値的根拠に基づき、それぞれの見通しを考察し、事前設定したルールや銘柄選定条件に合致した銘柄を毎日公開し、その後の成果をフォローして選定条件のブラシアップすることを目標としております。当サイトを訪問された方の株式投資スキルの向上の一助になれば幸いです。なお、実際の投資は自己責任でお願いします。


■短期的な今後の見通し  05/19更新
[市況]
5月18日、NYダウは上昇し、ナスダックは下落しました。5月19日の日経平均先物は、前日比940円高で寄り付くと、午前中は960円高から200円安と下落に転じ、午後は350円安から220円高の間で上下して、結局、220円高で取引を終えました。日経平均の終値は265円安の60550円で、出来高は27.19億株と高水準でした。
高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を縮めました。個別銘柄に関しては、「売り」が有利の状態です。
空売り比率は、5日平均を2日連続で上回りました。個別銘柄への信用の売り圧力は、強まりました。

5月18日の米国市場では、中東情勢の先行き不透明感が投資家心理の重石となるなか、原油高が嫌気され、半導体株に利益確定の売りが向かいました。一方で、ソフトウエア関連や消費関連株の一角には買いが入り、指数を支えました。結局、NYダウは反発し、ナスダックは続落しました。
5月19日の日本市場では、日経平均が前日まで3日続落しているとあって、自律反発狙いの買いが先行しましたが、買い一巡後は前日の米株式市場で半導体株が売られた流れを受け、半導体関連株や電線株に売りが優勢となりました。一方で、相対的に出遅れ感のあった銀行株などには買いが向かい、相場の下値を支えました。日経平均は4日続落しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線の上にありますが、9日線の下にあります。短期トレンドには黄信号が点灯しています。
総合乖離率は+27.5%とプラス幅を縮め、200日線との乖離率も+19.3%とプラス幅を縮めました。一目均衡表では雲の上にあります。3つの要素すべてがプラスであり、中期トレンドには青信号が点灯しています。
ドルベースの日経平均(海外投資家からの見た目)は、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。

NYダウは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。ナスダックも、25日線と200日線の上にありますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が、中期トレンドには青信号が点灯しています。

日経平均とナスダックの200日移動平均線と株価の乖離率の差は、+5.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が3210円ほど割高であることを示しています。また、NYダウとの差は、+14.8ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が8960円ほど割高であることを示しています。

日経VIは30.94と前日より上昇し、VIXは17.81と前日より低下しました。日経VIは、投資家が不安を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

[ファンダメンタルの現状認識]
市場は現在、「AIへの大規模投資の合理性」「中東や南米、ウクライナをめぐる地政学的リスク」「米関税政策が世界景気に与える影響」「中国景気が世界経済に与える影響」「米国の景気・雇用状況・住宅市況」「為替の動向」といった事柄を材料視しているようです。

米国の1~3月期のGDP速報値は前期比年率2.0%増で、市場予想の2.2%増を下回りました。また、10~12月期の米企業の決算は、おおむね好調でした。

米国の3月の製造業受注、3月の耐久財受注、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想を上回りました。また、4月の小売売上高は市場予想と一致しました。一方、3月の鉱工業生産指数、3月の消費者物価指数、4月のISM製造業景況指数、4月のISM非製造業景況指数、4月のシカゴ購買部協会景気指数、5月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。経済指標は6勝6負で、景気・金利の両面で中立です。

米国の4月の雇用統計によれば、非農業部門の就業者数は前月比11.5万人増で、市場予想の5.5万人増を上回りました。また、失業率は4.3%で、前月の4.3%から横ばいでした。雇用は景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

米国の3月の新築住宅販売件数、5月の住宅市場指数は市場予想を上回りました。また、3月の住宅着工件数、3月の中古住宅販売仮契約指数は市場予想と一致しました。一方、4月の中古住宅販売件数は市場予想を下回りました。2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏の価格指数)は前年同月比+0.9%で、市場予想を下回りました。住宅関連の指標は4勝2負で、景気面では強気材料ですが、利下げペースが落ちるという点では弱気材料です。

米欧日の金融政策に目を向けます。
FRBは、4月のFOMCでも政策金利を据え置きましたが、追加利下げには慎重な姿勢が示唆されました。
ECBは、4月の会合でも利下げを見送り、中銀預金金利を2.00%に据え置きました。
日銀は、4月の金融政策決定会合でも政策金利を0.75%に据え置きましたが、展望リポートはタカ派的と読み取れる内容でした。

日経平均採用銘柄全体では、予想PERは17.32、PBRは1.81となっています。直近の四半期決算発表にともない、予想ROE(企業の今期収益力の見通し)は10.5%となり、これは3か月前より1.5ポイント改善されています。また、今期予想利益の伸び率は+8.6%で、こちらは3か月前より8.5ポイント改善されています。

イールドスプレッドは、日本-3.00、米国+0.10と日本が3.10ポイント割安ですが、OECDの2026年予想実質GDPの伸び率(日本+3.2、米国+4.7)は1.5ポイント日本が下回っています。これらを総合すると、ファンダメンタルでは、中長期的に日本市場は米国市場より1.60ポイント(日経平均換算で23170円)割安となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、前日のNYダウが上昇したにもかかわらず下落しました。NYダウに対する日経平均の短期的なプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.5%となり、日経平均の割安幅は260円から320円に拡大しました。プレミアム値は、ここ一週間、-320円~+2970円の間で推移しています。

日米の長期金利の差は、1.90ポイントから1.84ポイントに縮小しました。ドル円相場は円安水準でもみあいました。

テクニカル面では、米国市場は短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。日経平均も同様に、短期的にはもみあいで、中期的には上昇トレンドです。

5月19日の米国市場では、4月の中古住宅販売仮契約指数のほか、ホームデポやキーサイト・テクノロジーズなどが注目されるでしょう。引き続き、中東情勢と原油価格も株式相場に影響を与えそうです。

きょうの日経平均は、想定レンジ内で推移しました。上値は目安のラインを510円ほど下回り、下値は目安のラインを610円ほど上回りました。目先は、ボリンジャーバンド+1σ-500円(現在61470円近辺)が上値の目安に、25日線-600円(現在59340円近辺)が下値の目安となりそうです。

日経平均は4日続落しました。半導体関連株の動き次第ですが、25日線付近で反転できるかどうかは、不透明になってきました。
■今週の日経平均の動きと投資スタンス  05/17更新
[ファンダメンタルの現状認識]
先週の米国市場では、好決算銘柄に買いが向かった一方、長期金利の上昇を受けて株式の相対的な割高感が意識され、株価指数はまちまちな動きとなりました。
中長期的には、「中東における地政学的リスクの増大」「ウクライナ紛争の長期化」「米国の関税政策」「金利上昇と世界経済の減速」「中国の不動産バブル崩壊」「スタグフレーション到来」といったリスクが意識されています。

2026年の名目GDP予想値を勘案すると、日米市場のイールドスプレッドの差は、日本市場が1.14ポイント割安であることを示しています。割安の要因は、PERの差(S&P500のPERは22.2、日経平均採用銘柄の今期予想PERは19.0)や金利の差、GDP伸率の差などです。2026年の日米のGDP伸び率の差が、OECD予想値に比べて1.14ポイント拡大する(日本が下方修正されるか、米国が上方修正される)か、または日経平均採用銘柄の今期予想PERが24.2程度になるか、あるいは日経平均が78340円程度となれば、日米市場は均衡する、と解釈できます。中長期的には、日本市場は16930円ほど割安です。ファンダメンタル的には、日本市場は16930円ほど魅力に欠けた状態である、とも言えます。

[日経平均上昇の条件]
日経平均がさらに上昇するためには、

1.米国市場の上昇
2.従来以上の今期予想増益率のUP
3.日米の金利差の拡大と一段の円安
4.日本の2026年GDP予測値(+3.2%)の上方修正
5.外国人の買い越し

などの環境が必要です。
最近の動きを見ると、

1.先週のNYダウの週足は、陰線となりました。日足は200日線の上にあり、一目均衡表の雲の上にあります。ナスダックの週足も陰線で、日足は200日線の上にあり、一目均衡表の雲の上にあります。NYダウが25日線の上を維持できるかどうかが目先の注目点です。
2.日経225採用銘柄のROE予想値は+9.8%で、これは3か月前より0.7ポイント改善されています。また、利益伸び率は+3.9%で、こちらは3か月前より4.6ポイント改善されています。
3.日米の金利差は1.89から1.89と横ばいで、ドル円相場は1ドル156円台から158円台を円安向に推移しました。
4.OECDが発表した2026年の実質GDP伸び率の予想値は、日本+3.2%、米国+4.7となっており、この面では日本市場が1.5ポイント劣っています。
5.5月第1週は買い越しでした。5月第2週も買い越しとなった可能性が高いものの、今週は売り越しが予想されます。


[テクニカル視点]
直近の日経平均株価は、一目均衡表の雲の上にあります。総合乖離率は+33.8%と前週よりプラス幅を縮め、200日移動平均線乖離率も+21.5%と前週よりプラス幅を縮めました。3つの要素すべてがプラスであり、中期的トレンドには青号が点灯しています。一方、日経平均は9日線の下、25日線の上に位置しており、短期トレンドには黄信号が点灯しています。

日経平均とナスダックの200日線乖離率の差は、+7.5ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が4610円ほど割高であることを示しています。また、NYダウとの差は、+17.3ポイントとプラス幅を縮め、日経平均が10620円ほど割高であることを示しています。

NYダウは、25日線と200日線の上にありますが、9日線の下にあります。一目均衡表では雲の上にあります。ナスダックは、9日線・25日線・200日線の上にあります。一目均衡表では雲の上にあります。米国市場の短期トレンドには黄信号が、中期トレンドには青信号が点灯しています。

米国市場のボラティリティーを示す指標であるVIXは17.2と前週よりやや上昇しました。日本市場のボラティリティーを示す日経VIは34.2と前週より低下しましたが、投資家が不安心理を強めているとされる目安の20を大きく上回っています。

[今週の見通し]
米国市場では、中東戦争の長期化と原油高が企業業績や世界経済に与える悪影響が当面の関心事となるでしょう。

ドル円相場は、2025年4月につけた139円台をボトムに、円安方向に転換しています。今週は、1ドル157円台から160円台での動きが予想されます。

今週の米国市場では、NVIDIAの決算発表が最大の関心事となるでしょう。また、中東における地政学的緊張も、引き続き相場に影響を与えるでしょう。加えて、4月のFOMC議事要旨や、5月のPMI、5月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが発表されます。米国外では、ユーロ圏の5月のPMI、英国のインフレ率や3月の失業率、4月の小売売上高、中国の4月の鉱工業生産指数や4月の小売売上高、失業率、日本の第1四半期GDPなどが発表されます。

先週の日経平均は、想定レンジを下ぶれしました。上値は目安のラインを480円ほど下回り、下値は目安のラインを1000円ほど下回りました。今週の日経平均は、ボリンジャーバンド+1σ(現在61940円近辺)が上値の目安に、ボリンジャーバンド-1σ(現在57020円)が下値の目安となりそうです。

今週の日経平均は、日米の長期金利の動向に左右されることになりそうです。金利がもう一段上昇するようであれば、上昇トレンドは一服せざるをえないでしょう。

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